RSウイルスワクチンについて
当院ではRSウイルスワクチン アレックスビー🄬の接種ができます。筋肉注射を1回で終了するワクチンで28,000円(税込み)です。
RSウイルスは小児の呼吸器感染症の原因として広く知られていますが、実は高齢者や基礎疾患のある患者さんにとっては危険なウイルスです。
年間で63,000人の入院と4,500人の死亡が推定されています。高齢者や慢性の基礎疾患(喘息、肺気腫、心疾患など)、免疫機能が低下している方は、特に重症化のリスクが高いとされています。
日本人1,038例を含む24,960例で行われた国際第Ⅲ層試験では全体で82.58%の有効性を示し、基礎疾患が1つ以上ある方で94.61%もの有効性を示しました。
主な副作用は注射部位の痛み(60.9%)、注射部位の赤み(7.5%)、注射部位の腫れ(5.5%)、38℃を超える発熱(2.0%)、頭痛(27.2%)、疲労感(33.6%)、筋肉痛(28.9%)、関節痛(18.1%)などが報告されています。
RSウイルスはインフルエンザやコロナウイルスと比較するとあまり馴染のないウイルスかもしれませんが、決定的な違いはタミフル、パキロビットパックのような有効な治療薬がないことです。
接種を希望される方、詳しい資料を希望される方はスタッフにお声かけください。